最近人気のアウトドアリビング、その代表格ともいえるのが、デッキです。デッキには、ウッドデッキとタイルデッキの2種類、さらにウッドデッキは天然木と人工木材があるため、どちらにしたらいいか迷う方も多いようです。今回は、ウッドデッキとタイルデッキの特徴とメリット・デメリットを紹介します。
ウッドデッキとは、木材で作られた床のことをいいます。リビングの掃き出し窓とデッキの床高をフラットになるように作ることで、部屋を広く見せることができます。
ウッドデッキの材料となる天然木は、本物の木のぬくもりを感じられるところがメリットです。デメリットは水に弱いところです。使用する環境やメンテンナンスの頻度によって、腐ったり、壊れたりする場合があります。また、ささくれや棘ができやすい点もデメリットの一つです。
人工木は樹脂製なので、水を吸うことがなく、腐りにくい点がメリットです。ささくれも発生しません。メンテナンスも不要です。直射日光が当たると高温になるところがデメリットですが、最近では熱を溜めにくい材質を使用した人工木材のウッドデッキも増えてきています。そのひとつが、アルミとウレタン樹脂を使用した彩木ウッドデッキです。ウッドデッキの設置を考えている方におすすめの人工木です。
タイルデッキは、コンクリートの上にタイルを敷きつめた床のことです。タイルはテラコッタ風やモノトーン風など、豊富な色柄、大きさから自由に選ぶことができます。タイルの代わりに、天然石を使用することもできます。
タイルのいちばんのメリットは、メンテナンスが楽なところです。砂や土埃などで汚れても、雨が降れば汚れはある程度流れますし、デッキブラシなどですぐに落とせます。また、木材のような腐食や経年劣化による色褪せ、ささくれも発生しません。デメリットは、ウッドデッキ同様、タイルが高温になることです。とくに夏場はタイルが鉄板のようになるので注意が必要です。また、下地がコンクリートのため転ぶとケガをしやすく、子どもがいる家庭は注意が必要です。
気軽に素足で歩いたり、子どもを遊ばせたい場合はウッドデッキ、お庭でバーベキューをしたいならお掃除が楽なタイルデッキがおすすめです。家の外観や設置するお庭のイメージ、用途に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
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