自宅の設備は、何らかの原因で不具合を起こし、トラブルに繋がることがあります。エコキュートも例に漏れず、時々不具合や故障によって、お湯が出なくなることがあります。
お湯はすべての家庭で必要なものです。お湯が使えなければ生活に支障が出ることでしょう。例えば、ほとんどの家庭では入浴時に、時期にかかわらず毎日のようにお湯を使います。お湯が出なくなってしまったら、シャワーヘッドからは冷たい水しか出ません。それでは満足に体を洗うこともできません。
冬はもっと深刻です。お皿を洗う時や顔を洗う時、手を洗う時などもお湯を使いますが、お湯が出なければ、これらをすべて冷水で済ませなければなりません。
いざお湯が出なくなった時に慌てないように、なぜお湯が出なくなったのか、原因をおおまかにでも把握しておくと良いでしょう。エコキュートが原因となっている場合、大きく次の3つのケースが考えられます。
設備が正常に稼働していないケースです。エラーの種類は複数あり、対処方法も異なります。まずはなぜエラーが起きているかを確かめましょう。
エラーの種類については、リモコンに表示されるエラーコードで確かめられる場合があります。取扱説明書などを見れば、エラーコード別の対処方法が記載されている可能性もあるため、確認してみてください。リモコンでエラーコードが確認できない場合はメーカーへ問い合わせてみましょう。
よくあるエラーとしては、コンセントが抜けているケースや、ブレーカーが落ちているケースがあります。一目で原因が分かる部分なので、エラーコードの前に、まずコンセントやブレーカーを確認してみても良いでしょう。
設備自体が故障して使えなくなっている場合、寿命の10年を超えていなければ修理のほうがコストを抑えられます。しかし、寿命を超えている場合、修理後にすぐに壊れることも考えられるため、交換をおすすめします。
こちらのエコキュートの交換専門業者のように、最短即日で対応してくれる業者もあります。お湯が出ずに困るという事態を避けるために、とりわけ冬の時期には、交換が終わるまでの期間にも注目しましょう。
冬の気温が低い日は、エコキュートの配管に残った水が凍結する可能性があります。こうなってしまうとお湯が出ません。特に、エコキュートの使用が止まる夜間に起こりやすいトラブルです。
単に凍っているだけなら時間の経過によって解凍され、お湯が出るようになります。すぐにお湯を使いたい時は、配管にぬるま湯をかけて解凍する方法があります。この時、熱すぎるお湯をかけると配管が破裂する原因となるため注意しましょう。10~20℃が目安です。
ただし、お湯をかけなくても配管が破裂している場合もあります。その際は修理や交換を依頼しなければなりません。
お湯が出なくなった原因は、凍結のように目で見て特定できるものもあれば、部品の故障のように自宅では特定しにくいものもあります。誤った対処方法ではお湯が出ず、場合によっては無駄な費用がかかります。悩んだ場合はメーカーに相談してみましょう。
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