世の中には、化学物質化敏症やシックハウス症候群と呼ばれる病気があり、生活をする上で様々な化学物質に反応をして、苦しむ人がいます。一般的な住宅にも化学物質が多く使用されており、病気を発症していなくても、子供が暮らす環境としては気になるところです。
そんな中、合成接着剤や呼吸をしない化学ボードなどの建材を使用しない、無添加素材での注文住宅を建てる業者も存在します。
昔の日本の家屋は呼吸をする土壁に草や瓦の屋根、ヒノキの柱、床には畳、そして障子や襖などであり、自然に囲まれた環境で暮らす事ができました。そんな理想の環境を今の住宅に取り入れた無添加住宅の家は、屋根に天然石を用いたり壁には呼吸をするしっくい、接着剤は米のりを使用しての組み立て、断熱材には炭化コルクを使って、湿気や騒音、防火、防振対策にも役立てています。
特に生活空間の内装には気を配り、フローリングにはナラやマツ、カバなどの無垢材を天然素材のにかわで接着して、植物性のオイルや柿渋などで塗装をしています。室内の壁にもしっくいを使い、空気の清浄効果や調湿効果も望めます。
人間も自然の一部なので、このような天然素材の注文住宅によって、健康な暮らしを送る事が出来るのではないでしょうか。